和歌山県立向陽高等学校 松本  泰幸  様


 新年のご挨拶

                                                   

 東京同窓会の皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 まずは、令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた多くの方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 私は、昨年6月に開催されました東京地区同窓会に出席させていただき、初めて皆様とお会いしました。皆様から現役時代の思い出話をたくさん伺うことができましたし、現在の学校の運営方針などについても暖かい励ましのお言葉を伺うことができました。母校を思う卒業生の皆様のお気持ちにふれ、私自身、校長として、より一層学校改革に邁進していかなければならないと覚悟を新たにさせていただきました。ありがとうございました。今年も皆様にお会いできることを楽しみにしております。

 さて、私からは今年度の現役生徒の様子についてご報告申し上げ、ご挨拶にかえさせていただきます。まずは、昨年の東京地区同窓会で、お話いたしました物理部のロボット競技世界大会参加に際し、多くの皆様からご寄付をいただき、心より感謝申し上げます。参加した生徒たちは、皆様からの応援の気持ちをしっかりと受け止め、本番では持てる力を十分発揮してくれました。第4位という結果でしたが、昨年の第8位から大躍進を遂げるとともに、Outstanding Innovation Awardという特別賞も受賞することができました。この高校3年生のチームは今年も大会に参加しており、現在、予選となる関西大会で優勝を果たし、3月の全国大会出場権を獲得しています。また、2年生の生徒たちは、理数の知識と実技を競う「きのくに科学オリンピック」で、県内の他の高校生を抑えて優勝を果たし、3月の全国大会出場に向け頑張っているところです。この生徒たちは、先日、県教育長にその報告を行うとともに、教育長からは励ましのお言葉をいただきました。

 一方、県内の大会で好成績を残し、全国大会に出場したクラブもたくさんありました。文化部では放送部、新聞部、囲碁部、運動部ではバドミントン部、フェンシング部の生徒たちです。特に、際だった成績を残してくれたのは、やり投げ競技に出場した3年生の陸上競技部の生徒です。この生徒はインターハイと国民体育大会でいずれも全国第4位の成績を収めました。学業はもとよりそれ以外のことにも熱心に取り組み、見事にその成果を収めている向陽の生徒たちを大変誇りに思います。

 

 現役の生徒たちは、「自彊不息」「質実剛健」「文武両道」という校訓のもと、精一杯頑張っております。同窓生の皆様におかれましては、引き続き、母校の教育活動に対してご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

 

和歌山県立向陽中学校・高等学校

校  長    松 本 泰 幸